Mt.Gox(マウントゴックス)事件の全容とは?

マウントゴックス事件とは、2014年に起きた、ビットコイン消失事件のことです。

 

ビットコインというか仮想通貨が徐々に一般的にも浸透してきた矢先の出来事だったので、この事件が大きな衝撃となったのは記憶に新しいです。この事件が起きたときは、テレビのニュースでも大きく取り上げられ話題になりましたね。。。

仮想通貨やビットコインをあまり知らない人たちは、この事件のせいで、

 

「ビットコインってやっぱり危ないんだ…」

 

とか

 

「仮想通貨って本当に今後も続くの?」

 

とか、仮想通貨に対する大きな不信感や、マイナスイメージを植えつけた大きな事件だったと思います。

では、ここでマウントゴックス事件とは一体どんな事件だったのか、今一度振り返ってみましょう。

まず、マウントゴックスというのは会社名です。渋谷にあるビットコインの交換所のことです。(MTGOXあるいは、Mt.Goxという表記でも記載されます。)

 

フランス人であるマルク・カルプレス氏が2011年、アメリカ人の企業家(ジェドマケーレブ)らから買い取り、元々はトレーディングカードを扱うオンラインの交換所でしたが、ビットコイン転換所に転換。

 

当時、顧客の大半は外国人で、日本人は1%程度でした。2013年には取引量は一時、世界中のビットコインの約7割を占めるほどに成長し、世界最大のビットコイン交換所としてすごく有名になりました。

 

ところが2014年3月7日から3月10日にかけて事件が起こります。

 

サイバーー攻撃によるハッキング被害を受け、合計85万ビットコインと28億円を消失し、マウントゴックスは顧客への払い戻しができず、破産。。。

 

しかし、当初はハッカーによるハッキングのせいとされていたのですが、

 

「盗まれていたわけではなく、マルク・カルプレス氏自身が顧客の資産を着服していたのでは?」

 

と、されていて、そしてカルプレスは、業務上横領などの罪で逮捕されます。(裁判は2017年7月11日に初公判、無罪を主張。)

※カルプレス氏のツイッター→https://twitter.com/MagicalTux

マウントゴックスの事件の影響

このマウントゴックス事件は、ビットコインなどの仮想通貨に対する不信感を募らせる結果になりました。

 

もちろん当時の日本のマスコミの報道の仕方にも問題はあったと思います。

 

「取引所のセキュリティ云々」を論じるのではなく、「仮想通貨それ自体のセキュリティ」の問題であったかのように報道したことです。

 

おかげで、仮想通貨やビットコインに関してあまり知識をもたない人達に対し、

 

「ビットコインのセキュリティ(ブロックチェーン)って不正に強いって話じゃなかった?」

 

という大きな誤解を生み出しました。

繰り返しになりますが、問題は仮想通貨それ自体ではなく、「取引所のセキュリティ」なんですね。

 

本来「オフライン」で管理するところを「オンライン」でビットコインを管理していたが故に、ネットワークに入ればハッキングが可能になり横領も出来てしまった…というわけです。

 

マウントゴックス事件の場合、悪いのはマウントゴックスのセキュリティの甘さだったわけです。このマウントゴックス事件が良い教訓となり、他の取引所は管理体制やセキュリティ面に関して、それぞれ見直しを図ったはずなのですが…

 

今度は、2018年1月26日、同じく仮想通貨の取引所であるコインチェックで、日本円にして約580億円のNEMが流出してしまったのです。。。

 

ちなみにこの事件で、「GOXする」という言葉が生まれました。どういう意味で使われているかというと、「仮想通貨が無なくなる」という意味で使われます。
※仮想通貨の掲示板等でよく見かけると思います。

 

また、自分で自分の仮想通貨を消してしまうということを「セルフGOX」といいます。これは、自分で送金先のアドレスを間違えてしまったり、ログイン情報を間違えて認証を消去してしまったことにより、自分の仮想通貨を自分で消してしまうことを指します。

 

「セルフGOX」は初心者がよくやってしまうことなので、十分に気をつけましょう!